ジャマイカ

ジャマイカのコーヒー豆

 

ブルーマウンテンの産地です。

 

日本では、これまで最高のコーヒーとして評価されてきましたが、

 

スペシャルティコーヒーの品質および官能基準香味の基準が明確になるにつれ、

 

その評価に疑問が生じています。

 

価格も極端に高く、そのブランドイメージを保持しておく方が日本のコーヒー業界にとっては利益が確保できることになります。

 

しかし、すでにブルーマウンテンは、

 

高い価格に見合った品質のコーヒーの生産はほぼなく、

 

かつて作られたブランドイメージで生き残っている状態です。

 

世界的に見れば、すでにそのミル(精製工場)のレベルは高いとはいえず

 

日本入荷時の生豆に香味のキャラクターは希薄です。

 

日本でかなり多くの大々的なプロモーションが展開されているため、

 

イメージと現実のギャップの大きいコーヒーと言えます。

 

最近では中国でも、高級品として扱われ、

 

その他アメリカやイギリス、イタリア、オーストラリアなどでもわずかですが、同様に高級品として扱われています。

 

輸出規格

 

ブルーマウンテンコーヒーは「ジャマイカの法律で定められたブルーマウンテン地区で生産され、

 

かつ指定された精製工場で加工処理されたコーヒ 」と定義付けされます。

 

ブルーマウンテンNo.1からNo.3までは、

 

スクリーンサイズ、欠点豆、グリーンの色(※1)、香味などで格付けされ、

 

主にはスクリーンサイズが重要でNo.1は、スクリーン17、18が96%以上となります。

 

ピーベリー(小粒の丸)も流通しています。

 

ブルーマウンテン地区以外でとれた豆は、ハイマウンテンやジャマイカプライムで区分されます。

 

小農家が多く、プランテーションは少ない産地です。

 

小さな農園だとNo.1が30%くらいで、大農園だと50%くらい収穫比率があると現地で聞きました。

 

ピーベリーは、生産量全体の2%くらいのようです。

 

※1)水分量が多いほど、生豆のグリーンは濃くな り、白いほど水分量は少なくなります

 

 

No.1スクリーン17、18(6.75〜7mm)が96%以上
No.2スクリーン16、17(65〜675mm)が96%以下
No.3スクリーン15、16(6〜6.5mm)が96%以上
この下の規格としてトリエージというものがあります。
ブルーマウンテン地区以外のコーヒーは、標高で区分されます。
High Mountain(ハイマウンテン)1000〜1200m程度
Jamaica Prime(ジャマイカプライム)標高が低い産地

 

 

品種

 

カリブ海の国々の多くが、ティピカ種からハイブリッド種に移行しつつあるなか、ティピカ種が守られています。

 

この豆は日本が大部分を購入していますが、

 

ここ何年も、その品質はあまり良くなく、香味も単調です。

 

数年に一度良いロットに会うことがありますが、価格が高すぎるのが問題です。

 

香味

 

ブルーマウンテンは、一般的にはバランスの良い香味といわれますが、

 

生豆の鮮度劣化が早く、くすんだ濁り感を強く感じることも多いのが実情です。

 

生豆の最良の状態を示す色はブルーグリー ンで、現地ではそのような豆を見かけますが、

 

日本入荷時はグリーンがあせている場合がほとんどです。

 

最良の香味は、柔らかで澄んだ香味で、かすか に甘味を伴います。

 

ベルベットのような触感で、この舌触りは他の生産国では味わえないものです。

 

他のティピカ種の生産国は火山灰土壌が多く、良質の酸を売りにしますが、

 

ここは粘土質で酸味が少ないのも特徴です。

 

ボディ(コク)は弱く、深いローストには耐えられませんが、ローストがミディアムでも充分にマイルド感を味わえます。

 

生豆の鮮度が落ち始めるとトーストのような香味り感が生じ、

 

さらには枯れた草の味に支配されていきます。

 

しっかりとパーティメントで寝かしてはいますが、

 

ドライヤーでの乾燥(機械乾燥)が主体で、生豆の劣化が早いので、

 

この状態の豆の香味をブルーマウンテンの香味と誤解されることも多 いのが実情です。

 

特徴

 

「コーヒーの王様」 と名高い「ブルーマウンテン」 が有名です。

 

POINT

 

限られた地域でしか栽培されないため、希少な高級コーヒーとして知られています。

 

そのほかの豆も総じてなめらかな口あたりです!